2017-05

フェニックス医療講座

第4回フェニックス医療講座

「急速に進む高齢化社会と心血管病の予防」 山科 章 先生 2017.5.27 我が国は世界に例をみない超高齢化社会を迎えています。平均寿命は延長しつつづけ、2015年には男性81歳、女性87歳を超えており、高齢化率(65歳以上の人口に占める割合)は26%を超えています。一方で、平均寿命と健康寿命(介護を必要としなくなるまでの年齢)の差は広がっており、その差は男性で約9年、女性で約12年といわれています。高齢化率はさらに上昇(2060年には40%)を続ける一方で総人口は減り続け2060年には9000万人になるといわれています(2015年は1億2700万人)。 死亡原因をみますと2015年はがんが29%、心臓病が15%、脳卒中が9%ですが、年代別にみると、65歳以後はがんによる死亡は減り、心血管病と呼ばれる動脈硬化を背景とする心臓病や脳卒中などによる死亡が増えます。健康寿命を短くする原因は、運...